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2019年08月02日(金) 投稿者: 移行用 管理者

『パリからの贈り物。 「ビヨンド・シネマ」27期藤原邦一』

27期卒藤原邦一と申します。
この度、フランス八重奏団を日本に招聘し、無声映画の名作と室内楽のマリアージュとしてシネコンサート『笑う男』を公演します。日本では知られていない文化のご紹介です。
皆様のご来場をお待ちしています。


パリからの贈り物。 「ビヨンド・シネマ」は、無声映画の名作と室内楽のマリアージュを楽しむシネコンサートです。

無声映画『笑う男』
製作:カール・レムリ(ユニバーサル)/原作:ヴィクトル・ユゴー/
監督:パウル・レニ/
出演:コンラート・ファイト、メアリー・フィルビン、オルガ・バクラノヴァほか/
1928年/アメリカ映画/サイレント・日本語字幕/115分
ドイツ表現派映画監督のパウル・レニがアメリカに渡り、1928年に制作した無声映画。
原作はヴィクトル・ユゴーの同名長編小説。作家をして「私はこの作品より優れた小説を書いたことがない」といわしめた『笑う男』は、17世紀イギリスを舞台に、常に作り笑いを浮かべる顔にされてしまった貴族の息子の波瀾万丈の半生を描いた物語。主人公を演じるのは『カサブランカ』でドイツ軍将校を演じたコンファート・ライト。ヒロイン、デアをメアリー・フィルビンが演じている。

フランス八重奏団(L’Octuor de France)によるシネコンサートは、彼らにのみ映像と音楽のMariageが認められたものです。Director’s Fortnightによって選ばれた無声映画に作曲家ガブリエル・ティボドーが八重奏の為に作曲したものだけであり、作曲家と奏者と映像が揃って初めて実現します。モノクロ映画と音楽が一体化した時に生まれる感動は、映画、あるいは音楽だけで感動する作品以上に、フランス八重奏だけが成しえる想像を超えた感動を観る人、聴く人に与えます。
「笑う男」は、1998年のカンヌ映画祭で初めて特別上映され、岩波総支配人であった高野悦子(2013年他界)さんが彼らの演奏に感動し、1999年に日本へ招聘、埼玉彩の国ホールと黒部で紹介しています。

2015年に彼らが東北復興支援のボランティアコンサートで日本遠征のプロジェクトの相談を受け、妻と二人でボランティア活動として二人で遠征費、日本語の字幕の作成他の支援をしました。素晴らしい映画にぴったりの音楽、それはまるで映画撮影をしているときに奏でられたと感じるほど息の合ったフランス八重奏の素晴らしい演奏です。音楽が映像、物語を語り、映像と音楽がシンクロし、素晴らしいシネコンサートを創り上げています
彼等のボランティア公演に賛同、支援して下さった多くの知人からは、コンサート終演後に『こんな素晴らしい映画は観たことがない』、『演奏と映像がシンクロナイズして素晴らしい』、『こんな映画、そして音楽に出会ったことがない』、『言葉に表現できない感動を覚えた』等、賛辞の声が寄せられました。

そして、2016年に3月に日本に帰国後、多くの友人から『もう一度のあのシネコンサートを観たい、聴きたい』という声を聞き、またボランティアで活動した彼らに今度はギャラを払って報いたいとの思いから、今回の開催を決定しました。

指揮者ガブリエル・ティボドーにはケベックフィルハーモニーの3公演の指揮の依頼が来ていましたが、それを断って日本公演の実現に協力してくれています。
残念ながら知っている人は少なく、日本にはまだ届いていない文化です。あれから4年が経ち、もう一度観てみたいという声、そして楽団と作曲家(指揮者)のスケジュールが整い、公演会場の確保が叶い、再度、公演のチャンスに恵まれました。人に話をすれば『見てみたい』という声をもらいます。関西地区は奈良公演のみですが、皆様のご来場をお待ちしています。

作曲・指揮:ガブリエル・ティボドー
フランス八重奏団+ピアノ
第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
クラリネット、バッソン(オーボエ)、ホルン、
今回はこの8つに加えてピアノが加わります。

ホームページ,参考資料
ビヨンドシネマ:https://beyond-cinema.com/
ヴォーグ参考記事: https://www.vogue.co.jp/lifestyle/news/2019-06-19/fujiwaraproduce
視聴映像   :  https://youtu.be/6-x_wHwa1wU
藤原プロデュース:https://fujiwraproduce.com


住高27期 バレーボール部
藤原邦一
私は高校卒業後、大学入学で大阪を離れ、また、就職後(資生堂入社)も高松―イタリア―東京―パリ―ミラノ―東京―パり、そして帰国後定年退職し(株)藤原プロデュースを設立し、今日にいたっています。


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